世界文化遺産リスト
1997年12月、拙政園、留園、網師園、環秀山荘は蘇州古典庭園の代表作として『世界遺産リスト』に登録され、さらには2000年11月、滄浪亭、獅子林、芸圃、耦園、退思園も登録されました。
お役立ちメモ:蘇州園林を観光するには事前に予約してチケットを購入する必要があります。公式ホームページ(https://web.lotsmall.cn/index?m_id=1939)、もしくはWeChatの公式アカウント「蘇州園林旅遊」をフォローすることで予約が可能です。
»拙政園
ここは中国四大名園の筆頭です。広々とした園内の風景は水のおかげで様々に変化し、園内の各所につけられた名前は非常に詩意に溢れています。例えば「小飛虹」とは庭園では極めて珍しい廊橋(屋根付き橋)のことです。「聴雨軒」で雨音を聞けば素晴らしい情景が体験できますし、「遠香堂」は夏に蓮を観賞するのにうってつけの場所です。夜の「拙政問雅」(拙政園ナイトツアー)では、光の影を利用した素晴らしい効果によって観光客に没入的な体験を提供しています。
»留園
留園は中国四大名園の一つで、「呉下名園の冠」と称されています。ここは奇石で世に知られていて、園内にある大きくて美しい「冠雲峰」は太湖石の絶品です。留園は建物が緻密に配置されており、広々としたホール、曲がりくねった長い回廊など、一つ一つの建築は小さいながらも悠久深長の境地です。中でも五峰仙館は豪華な建材が使用されており、「江南一のホール」と高く評価されています。
»網師園
網師園は蘇州小型庭園の模範的な佳作で、その精妙かつ小ぶりなレイアウトが見どころです。園内の高雅な風景は四季や朝夕によって変わります。毎年4月から10月にかけては網師園ナイトツアーを楽しんだり伝統的な演出を鑑賞したりすることができます。風雅な趣に満ちた場所です。
»環秀山荘
環秀山荘の最大の見どころは園内の築山にあります。築山が占める敷地は広くありませんが、ごくわずかなスペースに手の込んだ方法で連綿と連なる山並みと谷間を築いており、その趣は自然の山にも勝ります。四方から観賞すると、それぞれの角度から見える形状が異なり、遠近高低も様々です。園内をゆっくり歩くと、尽きることない変化を楽しむことができます。
»滄浪亭
蘇州に現存する最古の庭園です。園内のレイアウトは広々としており、透かし彫りが施された窓を通して園外を流れる葑渓という河を巧みに園景に取り入れています。こうすることで、内外の景物をつなぎ合わせ、まだ入園していない状態で園内の景色がまず目に入り、見る者を惹きつけるように工夫しているのです。
»獅子林
園内の築山がライオンのような形をしていることから「獅子林」と名付けられたここは、奇石や洞窟が有名で、連なる築山、くねくねとと曲がりくねった道は、まるで迷宮のようです。また、ここは世界的建築家である貝聿銘の先祖代々の邸宅でもあります。
»芸圃
芸圃の面積は大きくありませんが、四季折々の雅な風景を見せてくれる、非常に優雅な場所です。春には薔薇が高い壁に化粧を施し、夏には蓮の花が池に溢れ、秋と冬には茶の香りが漂います。園内にある延光閣は蘇州の庭園のなかでも最長の水辺の東屋で、現在では素朴な茶室に姿を変えています。蘇州の人々はここでお茶を飲みながら話をしたりして時間の流れを楽しむのが至福のひとときです。
»耦園
三面を川に囲まれた古典庭園です。南北両岸には乗船のための二つの埠頭があり、これは蘇州庭園の中でも独特です。園主夫婦の深い愛情を見届けてきたこの庭園は、毎年秋が深まると金木犀が咲き誇り、その濃厚な花の香りで人々をうっとりとさせます。
»退思園
1986年、アメリカ・ニューヨーク市のスタテンアイランド植物園はここ退思園をモデルとして江南庭園を建設し、「退思荘」と名付けました。なんとも退思園の国際的な影響力が伺えるエピソードです。蘇州に来たら、その原型を見ないわけにはいきません。園内の主要部である山水花園は、まるで水面に浮かんでいるようで、まさに絶景です。回廊に停泊している「旱船」と呼ばれる船の形をした建物は、伝統劇を演じるにはうってつけの舞台になります。
おすすめルート:
1、蘇州博物館―拙政園―獅子林―平江路
2、平江街区―耦園―十全街―網獅園―滄浪亭
3、芸圃―環秀山荘―留園―寒山寺―楓橋景区





