古鎮:
(1)周荘古鎮
中国一の水郷と称される周荘をモデルとして描かれた絵は数え切れないほどありますが、アメリカのハマーギャラリーに展示された油絵『故郷の思い出』は、古鎮の双橋にインスパイアされた作品で、周荘の名を世界に知れ渡らせました。古鎮内には明・清の時代の建築が多く、100近くの古典邸宅、60以上の煉瓦彫刻門楼(装飾用の建物)、10余りの古橋があります。
(2)同里古鎮
太湖湖畔、大運河のほとりにある同里古鎮は、家々が水に臨み、各戸に舟が通じる、典型的な水郷の姿を見せてくれます。世界文化遺産の名園の退思園および耕楽堂、環翠山荘などの古い建物もここにあります。また、同里古鎮の民間風習は素朴で、中でも「走三橋」(太平橋、吉利橋、長慶橋を歩くことで縁起を担ぎ平穏無事を祈る風習)は体験してみる価値ありです。
(3)震澤古鎮
震澤古鎮は2000年以上の歴史を持つ、中国の有名な生糸の里です。古鎮内には東西を横切る古頔塘河があり、禹跡橋と慈雲寺塔が川のほとりでお互いに引き立て合う風景には趣があります。ここは観光客があまり多くなく、それほど賑やかではありませんが、しかし淡々とした雰囲気に満ちています。震澤にはグルメが多く、例えば、黒豆干、香菜青団子、四碗茶が人気です。
(4)黎里古鎮
「黎里」という名は、まるで美しい女の子の名前のようで素敵だと思いませんか。ここは蘇州に数多くある古鎮の中では比較的静かな場所で、ここの路地は江南の絶景です。115本もの路地では明暗が交錯し、通り抜けるたび、驚きと喜びを次々と味わうことができます。古鎮にある六悦博物館には、アメリカの収蔵家杜維明氏が長年中国各地を回って収集してきた所蔵品が展示されており、その豊富さは思わず目を見張るほどです。
(5)甪直古鎮
ここで最も特徴的なのは、水郷甪直の服飾や装飾を身にまとった女性たちでしょう。彼女たちがしなやかな姿で歩き近づいてくると、水郷そのものの優しさや美しさもいくぶん増したように感じられます。また、古鎮内にある保聖寺には千年以上の歴史を有する18体の古羅漢像が保存されており、晩秋になると境内の古い銀杏の木が黄金に輝き、最高の境地を迎えます。
(6)木瀆古鎮
霊岩山にもたれ胥江が流れるこの古鎮を、厳家花園、虹飲山房、古松園などの庭園が飾っています。虹飲山房は乾隆皇帝が江南に六回も巡視した時の行宮であり、木瀆の当時の繁栄が伺える場所です。古鎮の外の霊岩山には霊岩山寺があり、仏教の浄土となっています。
名村:
(1)樹山村
梨の花、竹林、青い山に囲まれた小さな集落です。数多くの農家経営の料理店、個性的な民宿、温泉ホテルがあり、春になると、0.6平方キロメートル以上の梨の花が咲き誇り、花見客が殺到します。およそ3キロの木製桟道を深呼吸しながら気ままに歩くと、雲泉寺や海のように広がる竹林など、美しい景色を満喫することができます。村で盛んに産出される「樹山三宝」(翠冠梨、楊梅、雲泉茶)は見逃せません。
(2)旺山村
かつて「蘇州で最も美しい里村」と評されたことがある旺山村は、山を背に川に臨む景色が魅力的です。村の片側は創意あふれるカジュアルな現代的なブロック、もう片方は青々と茂った山間の茶畑や林になっています。「バブルハウス」に入って山を眺めたり、猫と遊んだり、食べ物の香りが漂うカフェやスイーツ店に入ったり、リゾートホテルでのんびりした時間を楽しんだりすることができます。
(3)陸巷古村
陸巷古村は蘇州で最も完全な状態で保存されている古村落で、「太湖一の古村落」と称されています。ここに来たら、解元、会元、探花という3つの牌坊(鳥居形の門)を訪れ、明朝の宰相王鰲の伝奇を訪ねてみましょう。また、古村内には寒谷渡、宝倹堂などの観光スポットがあります。路地のおいしい白玉方糕(角餅)も食べてみる価値ありです。
(4)明月湾古村
山を背に湖に臨むこの古村は、その地形が一輪の明るい月に似ているため「明月湾」という名がつきました。村内の樹齢1200歳以上のクスノキは明月湾古村の重要なシンボルで、見る者をその生命力で震撼させます。きれいな石畳の街を歩いたり、明月橋をぶらぶらしたり、太湖の湖面に延びる古埠頭から沈む夕日や漁の風景を見ると、その味わいは格別です。





